安全最重視の技術「特殊高所技術」

誕生の背景

全国に無数に存在する高速道路や橋梁、ダム、風車といった公共インフラ。これらは私たちの生活の中で欠かすことの出来ないものであり、常に安全で、その能力を発揮されているべきもの。その為に定期的な点検・整備が義務付けされています。昨今、老朽化や大規模災害の影響でメンテナンスサイクルが短縮され、高所作業に携わる業界に多大な需要が発生しています。
かつて、高所での保全作業には、足場の設営、高所作業車などの重機投入が必要でしたが、それらには多大な費用や設営の可否判断、各関係機関への申請などを要しました。そこで誕生したのが、足場や重機を必要としない「特殊高所技術」です。

どのような技術?

高い強度を持ったロープと特殊な器具を用いて、垂直もしくは逆さ吊り状態でも、作業員自身が縦横無尽に移動することを可能にしました。作業員の肉体的負担を軽減し、安全性を確保するため、様々な力学を応用して確立された技術です。

メリット

・足場の設営や、重機の投入が不要なので、設営・解体にかかる費用や時間をカットできます。
・水面上などの足場が設営できない立地条件でも作業が可能です。
・対象物の下や周辺の交通規制が最低限に抑えられ、交通整理などのコストをカットできるとともに交通渋滞を回避することができます。
・道路占有許可などの関係各署への届出が不要であり、届出にかかる手間と費用を省略できます。


安全性

「安全より大切なものはない。」をスローガンに、安全対策には万全を期しております。
・ロープや機材などの選定には熟慮を配し、常に最良な機材を取り入れております。
・作業員の技術取得には、充実した研修制度を確立しており、厳しい資格試験に合格した者のみが作業に従事しております。
・機材破損+ヒューマンエラーといった複数要因による事故も防止するため、多重の安全対策を講じております
・他の作業員が不測の事態に陥った場合にでも対応できるように、レスキュー技術を習得させています。